アンダーパーで回ったのが一人 悪夢のように難しかったウイングドフットGC
とにかく見ていても気持ち悪くなるほど難しいコースだと思わされ続ける四日間でした。アメリカニューヨーク州のウイングドフットゴルフクラブで行われた2020年の第120回 US オープンゴルフ。4日目は何とアンダーパーで回ったのが一人だけ。 あとはイーブンパーが3人という大波乱の最終日となりました。
Brains 🧠 Brawn 💪 Bryson 🏆
— U.S. Open (USGA) (@usopengolf) September 20, 2020
Congrats, @b_dechambeau! We're proud to have you as the champion of the 120th #USOpen.
Amazing feeling after so much hard work has gone into this transformation of my game and outlook. Thank you to my fans, team and sponsors for sticking with me. And thank you to the @USGA, @usopengolf and Winged Foot for an incredible test. So honored to have won my 1st major here pic.twitter.com/75OEogzMtc
— Bryson DeChambeau (@b_dechambeau) September 21, 2020
2位に6打差の優勝はブライソン・デシャンボー
そしてその唯一ののアンダーバー-3で周り、四日間合計274(69-68-70-67)の-6、2位に6打差をつけて圧勝したのがブライソン・デシャンボー選手。前日5アンダーで単独トップに躍り出た21歳のマシュー・ウルフ選手が4日目は75、5オーバーで4日間合計280(66-74-65-75)のイーブンパーで2位した。 3位はルイス・オースイゼン選手+2、4位はハリス・イングリッシュ選手+3 5位にザンダー・シャウフェレ選手+4、6位タイにダスティン・ジョンソンとウィル・ザラトリス選手+5と続きます。
デシャンボー選手は記録ずくめ記録
デシャンボー選手は今回様々な記録を作っています。ストロークゲインドも好調でしたし、ここ80年で唯一の最終ラウンドでイーグルを獲得した選手です。 最終ラウンドが唯一のアンダーバー選手となったのは1955年のジャックフレック依頼でし、選手権全体で唯一のアンダーバー選手となったのは2002年のタイガーウッズ選手以来です。そして日本だとあまりピンとこないかもしれませんが、ジャックニクラウス、タイガーウッズと並ぶ、 NCAA Division1 個人(大学)、 USアマチュア選手権、 USオープン(プロ)の三つで優勝を果たしたした選手ということになりました。 そしてティーショットが難しいウイングドフットGC(全選手の平均でも39.6%で30年さかのぼってるほど低い数字)、優勝したデシャンボー選手でさえ、4日間合計で22回しかフェアウエイに落とせませんでした。これも過去40年で最小の数字です。一方、全ティーショットの平均飛距離が325.6ヤード!で、これは US オープン優勝者の中では最長の記録になります。
またストロークゲインド7.90も歴代3位の記録でした 。ところでデシャンボー選手はストロークゲインドが元からいい選手ということではなく、特に今シーズンについては再開してから日が短いというのもありますが、120位でした。 US オープンでは特にアプローチの貢献度が大きかったようで、そこがまさにUSオープン初制覇の決め手でもありました。
What a day. What a week. What a champion!
— U.S. Open (USGA) (@usopengolf) September 21, 2020
Check out the best sights from a very special #USOpen championship Sunday at Winged Foot. pic.twitter.com/n2BS2F45NK
Golfers seeking more distance off the tee is hardly a revolutionary initiative.
— U.S. Open (USGA) (@usopengolf) September 21, 2020
But how #USOpen champion @B_DeChambeau is going about it is a formula that sets him apart by far more than can be quantified by yardage.
松山英樹は17位タイ
3日までずっと安定したゴルフを続け、イーブンにまとめて4位タイだった松山英樹選手。初勝利が期待できる好位置でしたが 最終日は78と8オーバー!で大きく崩れました。トータルも8オーバーの288(71-69-70-78)で17位タイにおわりました。
石川遼は51位タイ
そのほか、日本人選手ではギリギリ予選通過だった石川遼。 72-74-74-78のトータル298(+18)で51位タイ。今村修吾選手は最下位の61位(71-74-78-82 トータル305 +25)でした。