USオープン2020 最終日 結果 デシャンボー 松山

アンダーパーで回ったのが一人 悪夢のように難しかったウイングドフットGC

とにかく見ていても気持ち悪くなるほど難しいコースだと思わされ続ける四日間でした。アメリカニューヨーク州のウイングドフットゴルフクラブで行われた2020年の第120回 US オープンゴルフ。4日目は何とアンダーパーで回ったのが一人だけ。 あとはイーブンパーが3人という大波乱の最終日となりました。

2位に6打差の優勝はブライソン・デシャンボー

そしてその唯一ののアンダーバー-3で周り、四日間合計274(69-68-70-67)の-6、2位に6打差をつけて圧勝したのがブライソン・デシャンボー選手。前日5アンダーで単独トップに躍り出た21歳のマシュー・ウルフ選手が4日目は75、5オーバーで4日間合計280(66-74-65-75)のイーブンパーで2位した。 3位はルイス・オースイゼン選手+2、4位はハリス・イングリッシュ選手+3 5位にザンダー・シャウフェレ選手+4、6位タイにダスティン・ジョンソンとウィル・ザラトリス選手+5と続きます。

 

デシャンボー選手は記録ずくめ記録

デシャンボー選手は今回様々な記録を作っています。ストロークゲインドも好調でしたし、ここ80年で唯一の最終ラウンドでイーグルを獲得した選手です。 最終ラウンドが唯一のアンダーバー選手となったのは1955年のジャックフレック依頼でし、選手権全体で唯一のアンダーバー選手となったのは2002年のタイガーウッズ選手以来です。そして日本だとあまりピンとこないかもしれませんが、ジャックニクラウス、タイガーウッズと並ぶ、 NCAA Division1 個人(大学)、 USアマチュア選手権、 USオープン(プロ)の三つで優勝を果たしたした選手ということになりました。 そしてティーショットが難しいウイングドフットGC(全選手の平均でも39.6%で30年さかのぼってるほど低い数字)、優勝したデシャンボー選手でさえ、4日間合計で22回しかフェアウエイに落とせませんでした。これも過去40年で最小の数字です。一方、全ティーショットの平均飛距離が325.6ヤード!で、これは US オープン優勝者の中では最長の記録になります。
またストロークゲインド7.90も歴代3位の記録でした 。ところでデシャンボー選手はストロークゲインドが元からいい選手ということではなく、特に今シーズンについては再開してから日が短いというのもありますが、120位でした。 US オープンでは特にアプローチの貢献度が大きかったようで、そこがまさにUSオープン初制覇の決め手でもありました。

 

 

松山英樹は17位タイ

3日までずっと安定したゴルフを続け、イーブンにまとめて4位タイだった松山英樹選手。初勝利が期待できる好位置でしたが 最終日は78と8オーバー!で大きく崩れました。トータルも8オーバーの288(71-69-70-78)で17位タイにおわりました。

 

石川遼は51位タイ

そのほか、日本人選手ではギリギリ予選通過だった石川遼。 72-74-74-78のトータル298(+18)で51位タイ。今村修吾選手は最下位の61位(71-74-78-82 トータル305 +25)でした。

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