日本オープン2022 最終日 結果 速報 蝉川泰果 初制覇

国内男子プロゴルフ 日本オープン2022  最終日結果速報


世界アマチュアランキング1位で、日本オープンでも3日目終了時点で2位に6打差をつけてトップ独走していた蝉川泰果(せみかわ たいが)選手、プレッシャーと戦いながらも逃げきって、95年ぶりのアマチュア優勝を果たしました!


蝉川泰果選手がアマチュア優勝


日本の国内プロゴルフでは、女子の方で新しいスターがどんどん誕生して、激しい賞金女王争いも活発化していますね。 男子ゴルフの方でも2022年の日本オープン選手権で95年ぶりに兵庫県出身の蝉川泰果選手がアマチュア優勝を飾りました!プレッシャーと戦いながら、2位の比嘉選手と最後まで熱戦を繰り広げました。



兵庫県三木市 三甲ゴルフクラブ ジャパンコースで開催


2022年の日本オープンは兵庫県三木市の三甲ゴルフクラブ ジャパンコースで2022年10月20日から23日に開催されました。 賞金総額は2020年の実績で1億5750万円。優勝賞金は2020年の実績で3150万円。主催は公益財団法人日本ゴルフ協会となっています。


蝉川泰果 平均飛距離300メートルのドライバーで世界アマチュアゴルフランキング1位

蝉川泰果選手は世界アマチュアゴルフランキング1位で、日本のナショナルチームにも入っています。 コースマネージメントは独特ですが明解ということで非常に高く評価されています。 飛距離がありながら正確なドライバーを起点にしてアプローチ、そしてパットもさえてましたね。今回は特に難しいセッティングで日本を代表するトッププロゴルファーたちが軒並み苦戦。その中での優勝は本当に素晴らしい。
現在、東北福祉大4年生ということなのでマスターズで日本人初制覇した松山英樹選手の後輩ということですね。
松山英樹選手も2016年度の第81回日本オープン狭山ゴルフクラブで開催された時に初制覇しています

ゴルフを始めたのは1歳!?

なんとゴルフを始めたときは1歳んだったということです。現在のドライバー平均飛距離は300ヤード。この安定したドライバーの飛距離は、今回の日本オープンでも大きな強みになりました。

国内ツアーでアマチュアながら2勝

ビッグタイトルをいきなり手にしましたが、国内ツアーで2022年パナソニックオープン(小野東洋ゴルフ倶楽部)3日目には1イーグル、9バーディー、ボギーなしの自己ベストスコア61を記録し、国内男子ツアーのアマチュア最少スコアを2打更新し、6人目のアマチュア優勝。2022年の福岡雷山チャレンジでも5人目のアマチュア優勝をしています。

学生ゴルフやアマチュアゴルフでも実績

学生ゴルフやアマチュアゴルフでも実績があります。2021年の日本学生ゴルフ選手権では2位になっていますし日本アマチュアゴルフ選手権では4位タイになっています。さらに遡れば2018年の国体で優勝しており、2017年には関西ジュニアゴルフ選手権で優勝、2017年の関西アマチュアゴルフ選手権で2位、関西高等学校ゴルフ対抗戦では団体戦ですが優勝しています。兵庫県中学校ゴルフ選手権でも優勝していますからね。 2001年1月11日生まれの21歳。身長は175 CM 。

満を持してプロ転向を発表

とにかく今後が楽しみで、日本の男子ゴルフ界を盛り上げてくれそうです。今回の日本オープン優勝をきっかけにプロ転向を発表していて、会青木功会長も「歓迎する」ということでエールを送っています。

日本オープン2022の流れ

第一ラウンド 日没サスペンデッド  蝉川大河選手が暫定首位


初日、第1ラウンドは日没サスペンデッドになりましたが、蝉川大河選手は6アンダーで暫定首位になっていました。2位は金谷拓実選手、3位タイで小平智選手とCキム選手、そして5位タイに賞金ランキングトップの比嘉一貴選手、池田勇太選手らが入ってました

2日目 比嘉が66で猛チャージ 金谷、蝉川と3人が首位に並ぶ


2日目は風向きが少し変わりました。。東北福祉大の先輩でもある比嘉一貴選手が6バーディ2ボギーの66とスコアを伸ばしました。金谷拓実選手も二つスコアを伸ばし、蝉川選手は二日目は伸び悩みパーで周り、通算6アンダーで3人が首位タイに並びました

3日目 蝉川の好プレーで大興奮 蝉川が2位に6打差の単独トップに


3日目は大きく動きました。蝉川が9番ホールでのイーグルなど、好プレーがギャラリーを沸かして結局この日はイーグル7バーディ2ボギー、トータル13アンダーとトップ独走態勢に。2位の比嘉一貴選手に6打差で終えました。蝉川選手、インタビューでは落ち着いた印象でしたが、プレッシャーという言葉がのしかかりそうだな、と思いながら応援していました。
このほか杉浦祐太選手が通算4アンダーの3位に浮上、金谷拓実選手は四つスコアを落として4位に後退してしまいました。

4日目 追いすがる比嘉 プレッシャーに苦しむ蝉川 トリプルボギーも


最終日 プレッシャーに苦しむ蝉川選手は5番でボギーの後、9番でトリプルボギーとなりました。 比嘉選手は14番から連続バーディーで追いかけ、蝉川選手に2打差に迫りました。注目の最終ホールでは蝉川選手が2打目3打目と失敗しました。が、比嘉選手が長いバーディーパットを外した後、蝉川選手がグリーンエッジからパットをねじ込んで、パーでしのぎ初優勝決定となりました。

若い世代が日本のプロゴルフ界を盛り上げる!?

比嘉選手は結局2打差のトータル8アンダーの2位で終わりました。そこから4打差の3位タイで19歳の長野大雅(ながの たいが)選手と蝉川の同級生21歳の杉浦雄太選手(日本大学)。トータル1アンダーの5位に金谷拓実選手(24歳)という結果でした。比嘉選手もまだ27歳。すごいですよね。男子プロゴルフも若いエネルギーがあふれてますね!応援していきましょう!

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